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丁酉平成如月
2004年 08月 25日
デジタル・デポジット・ライブラリー(DDL)を考える前に、リアル・ライブラリーを考えてみる。
本で問題なのは重さだ。A4判で(用紙の重さによるが)大体1.8cm/kgだ。実効幅80cmの棚に詰めると、約45kg。6段の本棚とすると、270kgになる。通常のオフィスの床の耐荷重は300kg/平方mだから、本棚の自重を考えると、既に限界だ(人間一人が近寄る事を考えただけで、いかに耐荷重に余裕が必要か想像がつく)。だから、通常の開架式図書室の設計基準は、600kg/平方mだそうである(ちなみに駐車場の基準は550kgだ)。ここで大事な事は、オフィス基準の部屋を図書室に転用するなら、床の補強が必要だという事だ(駐車場として使えるくらいに)。そのままでは無理なのだ。 仮にオフィスを転用する場合、本棚はせいぜい3段までにし、かなり余裕のある書架配置にするしかないだろう。同じ収蔵図書数なら、3倍の床面積は必要だろう。 仮に図書が5万冊とする。「図書館は成長する有機体である」から、収蔵容量は10万冊というところか。1冊の厚みを1cmと仮定すると、1段で80冊。詰め具合で実効5段重ね相当とすると、400冊/平方m。10万冊なら250平方m、約75坪だ。オフィス転用なら、120冊/平方mくらいと仮定すると、10万冊収容に約800平方m、約250坪だ。 オフィスの賃料を坪1万円とすれば、月250万円。年3000万円(預託金ほぼ同額)。倉庫なら坪2500円とみて、床は丈夫だから75坪程度、きりのいい面積があるとは考えにくいので、ざっと月20万円と仮定、年240万円。机上の計算だが、まあこんなものだろう。倉庫の転用は古物商のイメージ。BOOKOFFやユニクロみたいにするには、内装に多少コストがかかる。もちろん、本の保存環境維持のため、エアコンディショニングは必須だし、人の常駐コストもかかる。 場所のコストは、交通の便と比例するだろうから、コスト重視だと、最寄の駅からタクシーで15分という世界だろう。そして、誰も来なかった、という世界かもしれない。
by renes
| 2004-08-25 14:47
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