データベースとは、データを集めて整理したものだが、それ以上の意味がある。
第二次大戦後の米軍が、そこにアクセスすればすべての情報が得られるように、点在していた膨大な量の資料をひとつの基地に集約して効率化を図りました。この際にデータベースという言葉が誕生したと言われています。一ヶ所に集められた情報基地をData(情報)のBase(基地)と呼んだのです。(ソース)
実は「ひとつの基地」というのがポイントなのだ。データベースワンとでも言うべきか。
#データベースといえばデータベース管理システム(DBMS:DataBase Management System)だが、そういう話は措いといて...
データベースはデータを格納したり取り出したりするものだ。文字通り、データを格納できるという要件があり、データを取り出せるという要件がある。それらの要件を、電子的なサービス機能として備えている事が必要になる。
これは、オフラインでは話にならない。オンライン、といってもまずはLAN経由でいい。必ずしもインターネット経由である必要はない(インターネット経由は望ましい)。また、必要な関連データが電子的に取り出せるのが要件だから、棚や引き出しから探してくるのでは話にならない。そういう、アナログな作業を電子化するのがデータベースなのだ。「データベースワン」という精神からすると、「どのデータベースだっけ?」と迷うようでは意味がない。
「データベースワン」の重要な意味は、データの取りまとめだ。更新作業は複数のユーザが別々にやっても構わないのだが(それこそオフラインで作業しても構わない)、「データベースワン」としては、常に取りまとめて、最新バージョンの整合性が取れていることが重要だ。
データベースはどこにあるか? CDの中ではしょうがない。どのサーバにあるか、どのHDDにあるかだ。CDやDVDはバックアップにはなるけれど。