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丁酉平成如月
2006年 01月 22日
コニカミノルタが、フィルムとカメラとデジカメの全てから撤退すると発表した(プレスリリース)。撤退というより(それらの部門に限ってだが)廃業という方が相応しい。日本最古、世界初の称号をいくつも持っている老舗の本業が、廃業に追い込まれたのだ。メンテナンス・アフターサービスは、SONYとノーリツに委託された。デジタル一眼レフのαマウントシステムだけはSONYに一部譲渡され、生き残る事になった(交換レンズ供給の可能性は残されているかもしれないが不明)。
#追記:Tech-On!記事によれば、SONYブランドの元で、レンズ・ボディともOEM供給(生産委託)という事のようだ。技術者も移るし、ボディ共同開発の話がSONYの単独開発に移行した形。 #再追記:レンズ供給は疑わしい気がする。おそらくタムロンではなかろうか(憶測)。 この話題より少し前に、ニコンのフィルムカメラ事業整理が伝えられた。フィルムカメラは、最高級機のF6と最廉価機のFM10だけが残される。また同時期に別の話題だが、ニコンマウントのカールツァイスレンズが発表された。何の事やらと思ったら、発売元はコシナである。コシナは1999年以降のBESSAシリーズで存在感を増したが、以前にコシナのブランドで一眼レフに進出して撤退した経緯がある。どちらかというとOEMメーカーの印象があった。実は公然の秘密だが(つまり秘密ではない)、FM10はコシナからのOEM(正確には事実上のODM)だ。ニコンが事実上フィルム一眼レフから撤退した以上、ニコンマウントのフィルムカメラとマニュアルレンズは、コシナに事実上接収されたような形になってしまったわけだ(オートフォーカスレンズはニコン純正も健在だが、既に100%ではない)。 カメラの老舗メーカーのレンズが、実はレンズ専業メーカーのOEM(ODM)供給という例も増えていた。ブランドと設計が一致しないのだから、レンズ業界はわけが分からない。 キヤノンにしろ、ニコンにしろ、コニカミノルタにしろ、事業のウエイトはOA機器とか産業機器であり、写真機事業はメインでは無くなっていた。しかしコニカミノルタのカメラ事業売上高は、2005年3月期1,170億円、2006年3月期見通しは750億円。フォト事業(インクジェットメディア含むが)の売上高は、2005年3月期1,515億円、2006年3月期見通しは1,100億円だ。これでも撤退するという経営判断は、時価総額経営とでも言うのだろうか。ちなみに、コシナの2005年1月期の売上高は170億円だ。 フィルムカメラからデジタルカメラ移行の動機は、撮影や加工の利便性だろう。しかし、戻れない理由はもっと単純だ。フィルム代と現像代の負担感だ。デジタル処理の環境を整えてしまうと、戻る理由がなくなる。一方通行だ。戻る唯一の理由は趣味性でしかない。趣味性を担保できるメーカーとは、コシナのような会社なのだ。 #あるいは、限定復刻ニコンS3のような話か。もはや文化財保護の領域だ。 #フィルム一眼レフは死なない(但し最近のプラスチッキーな安物は別としておこう)。They just fade away.
by renes
| 2006-01-22 22:00
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