日本人類学会のセッション。興味深いテーマなのでメモ。
11月2日 17:20 パブリック考古学の課題と展望:研究は誰のためのものか
The Issues and prospects of Public Archaeology: Whose's research?
S12 パブリック考古学の課題と展望:研究は誰のためのものか(
大会プログラムPDF)
11月2日 17:20-19:50 D 会場
The Issues and prospects of Public Archaeology: Whose's research?
本シンポでは、遺跡や遺物といった歴史文化遺産や研究活動が誰のためになされるべきなのか、研究者のマイノリティや先住民族を含めた地域社会、市民社会への説明責任をとりまく多様な課題を広く議論することを目的としている。
研究者と地域社会との関係を議論する機会は、国内外において広く議論される機会が増えている。調査研究の進展と高精度化は、一方において調査研究成果の市民や地域社会への還元が難しい状況も生み出している。また誰にむかって研究成果を発信するのかという点においてもステークホルダーの多様性が指摘されている。本シンポを通じて、研究者の役割、地域社会との関係など現状課題の抽出と将来的な課題について議論を行いたい。
講演
1. アメリカ合衆国における文化資源管理―南西部ニューメキシコ州の例―
2. パブリック考古学における「市民」の多様性:イスラエルを事例として
3. 世界遺産知床における public archaeology のとりくみ
4. 考古学における地域連携の手法と課題
5. アイヌ文化遺産に関する地域住民参画の調査・保全・活用
6. 瀬戸内海における市民を中心とした考古学的取り組み
(氏名省略)