インデザイン(InDesign)で、ワンソース・マルチユース(OSMU)の類の話が喧伝されている。OSMUなら、構造化DTPの本家フレームメーカー(
FrameMaker)じゃないのかと思うが、どうもインデザインでOSMUという話は、単にテキストのワンソースという意味が強いようだ。テキストのワンソースは、DTPを適正に活用した場合(DTPのアプリは問わない)、そのままで実現される気がする。
もっとも、インデザインOSMUの話にはPDF入稿(詳しくはふれないが、今後は
PDF/X-1a)というポイントがある。PDF入稿(校正過程も合切含む)で、完全原稿を印刷工場に送るだけなら、最終校正の結果が手元のデータに反映されている(ことが保証される)。DTP入稿でも、入稿=下版(つまり、もう修正無し)なら同じことだが。
最後に出来上がった、校了テキストデータが、容易にHTML化ないしXML化できれば、OKだ。もちろん構造主義というか、単純な文書構造でないと困る。
「
DTPと情報化を考える」を書いたのは、もう5年前だ。