産経新聞にも記事が載った。
考古学蔵書英国に流出へ 「登呂」関連など協会の5万6千冊
...遺跡発掘報告書など約5万6千冊の蔵書について、保管コスト高などを理由に英国の研究所に一括寄贈することを決めたことが14日、分かった。(中略)登呂遺跡(静岡市)の報告書など戦後60年以上にわたって蓄積された貴重な蔵書がそろい、会員からは「海外流出は文化資産の損失」と反発する声がある。協会は急遽、16日に兵庫県で臨時総会を開き会員の意見を聞くが、紛糾が予想される。
タイトルに「流出」が使われており、登呂遺跡の名と「戦後60年以上にわたって蓄積された貴重な蔵書」という文言もある。こうして、この問題が新聞記事に取り上げられていく事は、社会の関心を高める事につながる。そもそも、今般の騒動の原点を探ると、無関心に行き着く。無関心は無情報が産み出すデフレスパイラルのようなものでもあると思う。
追記:上記産経の記事がYahoo!のトップ記事になった。リンク先(考古学トピック)には7月13日および7月30日文書へのリンクもあり、すぐ事情が分かるようになっている。