Podcasting対応で、音声ならMP3で決まりという感じだ。上手く作れば32kbpsでもいける(一つのシンポジウムを丸ごと作ってあるが、未公開)。コーデックはAACの方が先進的なのだが、さすがMP3は対応性が良い(互換性が高い)。
#追記:AACには、拡張子m4bという便利なフォーマットもある。聞いた所までを記憶できるのだ。
#低ビットレートではWMAが意外に高品位。20kbpsでもAACの32kbpsより良いような(WMA>AAC>MP3)。ただし、使ったエンコーダの性能が良かった可能性はあるが。
動画はどうだろう。iPod対応は望ましいが、コーデックもフォーマットも限定される。最新のiTunesなら対応しているが、ちょっと古いOSでは最新のiTunesが入らないし、iTunes自体がちょっとしたネックだ(Windowsマシンにプレインストールされていない)。正味な話、こういうものは、インストールベースが勝負だ。
国際機関で標準化されたデジュアスタンダードが望ましいが(AACだって、デジュアスタンダードだ)、MPEG4は、実際にはQuickTimeが再生環境になる。MPEG2コーデックはDVDなら別だが、いわゆる生PEGは一般的でない。MPEG1は、昔から極めて対応性がよく、その意味でサウンドのMP3に匹敵する存在だが、いかんせん古いし、ビットレートは約1.5Mbpsもある(CD-Audioと同じ)。WMV9や、H.264といった最新の技術との違いが有りすぎる。
#DVD-Videoは一般性は高いが、パソコンではDVDが読めない場合もある。
興味深いコーデックは色々ある。ただ、ユーザーにインストールの手間がある。Flashの動画にそういう問題はないが、その使い勝手をどう評価するかだ(Flashは、特定の見方を強制する)。となると、答えは自ずと見えてくる。H.264も捨てがたいが。