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丁酉平成如月
2005年 12月 15日
HarperCollinsが約2万冊の出版物をデジタル化すると発表した(関連ITmedia記事)。これは、Googleが図書館と組んで著作権付き書籍をスキャンして検索(&検索ヒット部の辺りを一部閲覧)可能にするというプロジェクトへの反発(実際、提訴している)の裏返しだ(もっともGoogleは出版社と組んでやるプロジェクトもやっているけど)。
HarperCollinsは自前でデジタルデータを持って、外部から検索可能にするわけで、結果はGoogleがやるのと同じ事になるのだが、出版社自身がやるから、著作権上の問題が発生しない。つまり、そこまで追い詰められた状況なのだ。もっとも、これはアメリカの話だ。 ...いずれ、携帯電話で小説を読むような日が来るだろうか? それはまだ誰にも分からない日本では、携帯電話で小説というのは、未来の話でも仮定の話でもなく、現実の話だから、ちょっとピンとこないが...。 日本で、IT企業が類似のサービス(検索と一部立読み機能)を計画しているという話は聞いた事がないような気がする(Amazon.co.jpが「なか見!検索」を11月に始めていた)。日本では出版社による電子出版事業が多いし、その中で立ち読みというのは、あるかと思うが、Google Printみたいな話とは違う。 #日本では、GoogleやiTunesみたいな(業界横断的な)プラットフォーム志向は弱い。いや、無いわけじゃないかもしれないが。 先日、英国王立協会が「性急なオープンアクセスへの移行は科学を損なう」との見解を表明したという(ソース:Open Access Japan)。つまり、既存の学術出版の枠組み(エコシステム)を破壊するおそれがあるという主旨だ。こういう話は、ギンスパーグ・ショック(プレプリントを手元のサーバで公開し始めた嚆矢)以来、ずっと続いている。 #ギンスパーグ・ショックについては、「少部数出版と流通革命」とか「ネットワークがもたらす本と読書の環境変化」など。 電子出版といえば、電子ジャーナルというのもあるが、リポジトリというのもある。リポジトリはアーカイブに近いかな。主に機関リポジトリを指すだろう。ともあれ、オープンアクセスは、アクセスコントロールの問題で、オープンアクセスでない電子ジャーナルも可能(というか有償というだけの話)。 オンライン電子雑誌と、自分のサイトに論文を公開するのと、どこが違うだろう。雑誌主体のブランドがポイントかもしれないし、論文の固定性(正誤表を入れるにしても、明示的に)の問題、あるいは機関事業としての永続性がポイントかもしれない。自然人は有限な存在だが、法人は永続可能な存在だ。そして、国は永遠だ。アーカイブの最後の付けは、国に回すしかない。 #実は「デザイン」かもしれないと、思ってみたりする。
by renes
| 2005-12-15 01:00
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