昔の(スタンダード解像度)ビデオというとVHSだが(というか、FM記録のアナログビデオ全般)、デジタル化するなら、1にDV、2にDVD Videoという。DVはモーションJPEGみたいなもので、フレーム毎に圧縮され、ビットレートは概ね25Mbpsの前後。DVDはフレーム相関のあるMPEG2圧縮で、圧縮効率はいいが、基本は配布用。DVDは音声合わせて最大9.8Mbpsだったと思うが、通常は動画は最大8Mbps。下げていくと、4Mbpsくらいから劣化が目立っていく感じで、通常は6Mbps以上推奨。編集素材としては、DVにしといた方がいいが、1時間素材で多分13GBくらい。もはやBDの領域である。
そこで開き直って、9.5MbpsくらいのMPEG2でアーカイブするか、H.264で圧縮してビットレートは数Mbpsくらいにしとくかという話。
H.264は効率のいいコーデックで、本命はハイビジョン用。スタンダード解像度なら余裕。多分、4Mbpsあたり以上では画質が飽和するんじゃないかと思うが、未検証(2Mbpsで実用上の飽和に達したまでは経験)。ちなみに9.5Mbps程度なら1時間素材が通常の1層DVDに収まる。
あと、DVD Videoは(通常は)通常のファイルではないのが難点。CDと同じでリッピングを要する。素材としては、「ファイル」が有り難い。