学術情報流通に、オープンアクセスという運動があるんですね。2003年10月の「自然科学および人文科学における知識へのオープン・アクセスに関するベルリン宣言」がランドマークになっているらしい。
要するに(査読済論文集合たる)学術雑誌を、オンラインでメタデータ付で無料公開する事ですね。概念的には何も新しくない所がすごい。昔はオンラインジャーナルとか言っていたように思うが、まあ名称は何でもいい。舶来の運動でも何でもいい。こういう「うねり」があるなら、何でも歓迎だ。
文部科学省>
最近の学術情報流通の動向について--とくに英米における国レベルの関与について--
セルフアーカイビングFAQ
あとキーワードとしては、OAI(Open Archives Initiative)、Metadata Harvesting、Eprint、DSpace等々...
#オープンアクセスのスピリットは、コンカレントアーキオロジーに通じていると思う。オンラインジャーナルの部分だけだけれども。
#追記:
Wiredの4月11日記事があった。どうやら、執筆者が1500~2500ドルを負担するらしい。何のこっちゃ。日本の
J-STAGEはそんな事はないぞ。確か、有償・無償はそれぞれの学協会の任意だった。