遺跡資料リポジトリは機関リポジトリの一種であるが、これはMLAで言うと、Lの事業である。利用と保存はちょっと違うのであって、図書館は(基本的には)利用の為の施設なのだ。文献を利用しやすく、検索しやすくして、提供することが、図書館の本能だと思えばよい。保存、特に文献の保存は、A(アーカイブズ)の機能であり、Aの本能に属する。もちろん、実際にはLでAの機能を代行することはあるかもしれないが、それぞれ成り立ちと志向性が異なるので、注意を要する。また、LとAの統合はありうるけど、水と油の要素は残ると思う。