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丁酉平成如月
2004年 10月 02日
研究発表の動画頒布は良いアイデアなのだが、容量を食う。一方、デジタルプレゼンなら容量は相当に節約できる。節約できるのは容量だけではなく、閲覧に要する時間、すなわちユーザの貴重な時間も節約できる。また、画面や文章だけでは分かりにくい要素は、音声で補ってもよい。音声だけなら、32~48Kbpsもあれば十分だ。プレゼンデータと音声の連動は、さすがに各社からツールが発売されている。MicrosoftならPowerPoint連動のProducer(無償)がある。ただ、この種のツールはWindows限定とか、IE限定だったりして、違う環境での互換性があまりよろしくない。やはり互換性の点ではPDFが最高だ(これはプレゼンソフトの側からみてもいえる…PDFに書き出せないソフトは無い)。よって、頒布フォーマットは、PDFを推奨とし、次点にFlashとする。3位はHTML/JavaScript利用のコンテンツ化。
Flashは様々なプラットフォームでの再生互換性が非常に高く、シェアも高く、動作も軽い。画面クリックで次画面といった動作や、インタラクティブな仕掛けも作りやすい。PowerPointからFlashコンテンツを作るなら、本家MacromediaのBreezeがある(ただ、非常に高価で一般的ではない)。普通にお薦めなのは、PowerPointデータをOpenOffice.org(Impress)で読み込み、Flashにエキスポートするやり方(PDF書出しもできるんだけど)。OpenOfficeなら、標準アプリに指定してもいいくらいだ(EUで標準化?)。 容量をあてずっぽで考えてみると、1画面平均25KB程度、20画面程度として500KB程度。これで1時間2本弱、発表数合計60本として30MB。話半分としても60MB。ちなみに、32Kbpsの音声は、24時間なら338MB。48Kbpsでも506MB。 #もっとも、ごく小さな動画(160×120とか)を、ごく少ないフレームレートで用意すれば、CDですら、音声とともに24時間収録も可能だ。 予稿集(要旨集)、デジタルプレゼン、音声、動画+音声といった要素を、それぞれどういった割合で組み合わせるか。
by renes
| 2004-10-02 01:04
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